首相年頭会見 ヤマ場は4、5月 迫る普天間期限/偽装献金事件も(産経新聞)

 モーニング姿で年頭記者会見に臨んだ鳩山由紀夫首相は「正念場の一年だ」と2度にわたって強調した。歴史的な政権交代を経て首相の座についた昨年秋。あれから100日以上が経過したが、世論の熱は冷めつつあり、内閣支持率も5割前後まで落ち込んだ。元日に発表した年頭所感では自ら「ハネムーンの期間は過ぎた」と記した。首相の背後から危機感がじわじわとのしかかっている。

 新年早々、首相は大きなハードルを飛び越えなければならない。日米合意で米軍普天間飛行場の移設先となっている沖縄県名護市の市長選が17日告示、24日投開票に迫っており、すでに移設容認派・反対派の候補が激しい前哨戦を繰り広げているからだ。

 「沖縄県民の気持ちを大事にしながら、一方で日米の合意もある…」

 首相は年頭記者会見でもなお、この問題に対する深い迷いをにじませた。

 仮に市長選で移設容認派が勝利すれば、首相も日米合意重視に傾くだろうが、逆に反対派が市長に選ばれれば、日米関係はさらに深刻さを増す。

 首相は「無駄に時間を浪費させるつもりはない。数カ月の中で沖縄県民にも米国にも理解してもらえる結論を出す」と5月までに決着させる考えを重ねて表明したが、問題の決着を先送りしてきたツケは徐々に重くなっている。

 今月18日には政権初の通常国会が召集される予定だ。記者会見では、通常国会をにらむ首相の声のトーンが、明暗くっきりと分かれるシーンがあった。

 冒頭で首相は「命を大切にする政治」という言葉を3度用いた。そのことを実現するため、通常国会では「まずは予算を成立させる」と力を込めた。雇用、子育て、年金、医療といった「国民の命」にかかわる施策を盛り込んだ予算案の審議を通じ、「政治が変わった」ことを印象づける狙いがうかがえる。

 だが、首相の資金管理団体をめぐる偽装献金事件はなお暗い影を落とす。野党・自民党は民主党の小沢一郎幹事長の政治献金問題と合わせて徹底追及し、内閣総辞職に追い込む構えを見せており、国会審議は大荒れとなる公算が大きい。

 記者会見で事件に関する質問を受けると、首相は「(捜査の)決着はついたと思っているが、国会の中で議論になれば丁寧にお答えをしたい」と声のトーンを一気に落とした。

 「正念場の一年」のヤマ場は4月から5月となる。国会運営のかじ取りを誤り、予算の年度内成立が実現できなければ、支持率の急落は避けられない。それを乗り切ったとしても、普天間問題で立ち往生すれば、政権は求心力を失う。

 「私の指導力で内閣は国民のためにあるという原点を忘れずに行動する」

 首相は記者会見で自らのリーダーシップを強調してみせたが、その直前には党本部で「小沢幹事長の指導の下で参院選に勝利しなければならない」とあいさつした。小沢氏はそんな首相に笑顔で歩み寄ったが、あいさつはせず、沈黙を貫いた。(船津寛)

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by uloipjs4sv | 2010-01-07 14:16
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